antonne’s blog あんとんねのブログ

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「モリのいる場所」に行ってきました


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モリのいる場所」は、2018年5月19日に公開された映画です。

主演 山崎努さん、助演 樹木希林さんの、「画壇の仙人」と呼ばれた洋画家 熊谷守一さんのある一日を描いた作品です。

昨年アマゾンプライムで映画を見た時は、合間合間に差し込まれてくる虫や鳥など生き物達の絵が、とても生き生きとしていて印象的でした。と言ってもそれで終わっていました。

 

そして今読んでいる「差し出し方の教室」という本で、著者が動物と自分を多元的に結んでくれた出会いの一つとして、熊谷守一さんの蟻の絵を挙げていました。私は、仕事帰りの電車の中で読んでいたのですが、その言葉のところで読み進める目が止まってしまい、生の絵を見に行きたくていてもたってもいられなくなり、どこかで絵画展がないか調べたら、美術館があるのですね。しかも池袋の隣の駅。近いじゃないですか。もう明日は行くぞと昨晩からわくわくしていました。

 

朝は一目散で家事を片付け、let's go(昭和だな)

美術館、住宅街の中にありました!もと住まいがあったところ。まさしく「モリのい"た"場所」です。

外壁には、ありんこがー!!!!!角砂糖運んでる。たまら〜ん。かわいすぎです。

写真だと平面調の絵がさらに平面に見えますが、実物は違いました。筆跡がしっかり残るほど油絵具が塗られていて、一筆一筆に印影を感じることで生き物達が一層生き生きとして見えました。夫は上から見るためか、期待していたほどなんかよく見えなかったとぼやいていました。背が小さいということはときに良いこともあると、一人で満足してました。

 

3階は、この美術館の創設者、守一さんのお嬢さん熊谷榧さんの作品が展示されていました。

こちらは撮影可とのことで、撮ってみましたが、やはり生の絵の方が俄然良いですね。当たり前ですけど。

榧さんの絵は、山の空気がこちらまで流れてくる気がして、清々しい気持ちになりました。

父子揃って、好きなものを描き続けたのは素晴らしいことだと思います。

 

とても良い一日でした。ありがとうございました。

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太い輪郭は父親譲りとも見えますが、色使いや筆づかいは違いますね。


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谷底から風が吹き上げてきそう

思わず、ペーター!大角のだんなー!と叫びたくなる。

ええ、独り言です。気にしないでください。


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豊島区立熊谷守一美術館

http://kumagai-morikazu.jp/

追悼熊谷榧展は3/5(日)までです。

 

 

#豊島区立熊谷守一美術館

#追悼熊谷榧展