お迎えお断り
前の晩、一緒に飲んでいた、職場の元上司が、翌日の朝、亡くなったと連絡が入った。
朝起きて来なかったという。
夜のうちに、あちらの世界に行ってしまった。
俺は具合悪くて休んだことなんかないよと言っていた人だった。
私の父と一緒だ。
まさしく昭和の人。
一緒に取り組む仕事の約束をしていた。
自分が死んでしまったことにも気がついていないのではないか。明日になったら、またやってきたりして、、、
命はほんとに限りがあって、その限りはいつなのか予測が全くつかない。
限りある時間、無駄にしないようにしよう。
自分はもう役割は果たしたからいつ死んでも構わないなんて言っていたけど、みかんやリンゴの実がたわわになる庭を見るまでは死なないと決めよう。
お迎えはお断り!